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エコノミー症候群の危険性 について考えさせられる出来事がありました。愛知県の警察署内で勾留されていた34歳の男性が、29日未明に死亡したことが明らかになりました。死因は「エコノミークラス症候群」と呼ばれる肺塞栓症(はいそくせんしょう)だと言われています。
エコノミークラス症候群というと、その名の通り長時間飛行機に乗っていた人がなるというイメージが強いでしょう。しかし、今回は留置施設で勾留されていた状態した。実はエコノミークラス症候群は、日常の様々なシーンで起こり得ると言われています。いったいどんなことに気を付ければいいのでしょうか?
エコノミークラス症候群って?
エコノミークラス症候群は、長時間にわたって同じ姿勢で座っているときに足の血流が悪くなり、血管内に血の塊ができてしまうことを言います。この血の塊が血流によっては胃にまで流れ、血管が詰まって「肺塞栓症(はいそくせんしょう)」になります。
湿度が低く乾燥している飛行機に長時間にわたって座り続けた乗客が、旅先についた後に肺塞栓症を起こして死亡することが続いたことから、こう呼ばれています。エコノミークラス症候群が起こる原因は次のふたつです。
1:長時間の足の運動不足
人の身体の血液は、筋肉の収縮運動により足から心臓に戻ると言われています。そのため、長時間にわたって足を動かさないと、血液の流れが滞り血栓ができやすくなります。目的地に着くまであまり身動きのできない飛行機内は、足の運動不足によりエコノミークラス症候群になりやすいと言われています。
2:乾燥している
また、飛行機内は湿度が5~15%ほどしかありません。乾燥している場所に長時間いると、知らない間に身体からどんどん水分が奪われていきます。そのため、血液が濃くドロドロになり、血栓ができやすい状態になるのです。
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