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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:志田 多果夫(医学博士)
尿の異常は病気のサインです。血尿をはじめ、乏尿、無尿などがありますが、意識していないと気づくのが遅れる場合もあります。さまざまな尿の異常の特徴をよく知って、病気の可能性を疑い、適切な受診につなげていくことが大切です。
尿の異常 肉眼的血尿と顕微鏡的血尿
尿に血が混ざることを「血尿」といいます。これは腎臓や尿道の病気のサインです。比較的男性より女性に多く見られます。また、血尿が発見される確率は、加齢とともに上昇します。
血が混ざっていることが目で見てわかる状態を「肉眼的血尿」、色の変化が見た目ではわからないものを「顕微鏡的血尿」と呼びます。
いずれも非常に重要な病気のサインです。膀胱がんの85%は、肉眼的血尿をきっかけに発見されます。また、腎臓がんも肉眼的血尿をきっかけに見つかることが少なくありません。また、顕微鏡的血尿でも、がんなどが発見されることがあるので注意が必要です。
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