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執筆:山本ともよ(管理栄養士)
味噌、醤油、納豆、漬物、鰹節など、日本食は発酵文化の宝庫ともいえます。
その中でも、意外に簡単に手作りできるのが「糠(ぬか)漬け」です。
「糟糠(そうこう)の妻」とは中国の「後漢書」に出てくる言葉で、「米のかすや糠を食べて貧しい時代を共にした妻」ということですが、中国でも米糠を無駄にしていなかったことがわかります。
こんなにある! 糠漬けの健康効果
糠漬けの発酵は植物性乳酸菌によるものです。これが小腸に届き腸内環境を良好にすることで便秘や下痢の予防や改善をしたり、免疫力を高めて風邪がひきにくくなるといった効果が報告されています。
米ぬかを使った化粧品が多数出ていることからもわかるように、美肌効果もあり、糠床を混ぜると手肌がしっとりうるおいます。
漬物の塩分が気になる場合は、塩分排出効果のあるカリウムが豊富な食品を採りましょう。わかめ、昆布、ひじきなど海藻系や、豆腐や納豆、鰹や鯵など赤身の魚、バナナやグレープフルーツなどがお勧めです。
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