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執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:樋口二三男(医学博士、とらうべ顧問産業医)
「今日も残業だ…」
そんなあなたには、長時間労働による健康面への影響が心配されます。
一般的には時間外労働が月80時間を超えると、業務と疾患の関連性が強いと判断されるようです。実際のところ、長時間労働によって疾患リスクはどの程度上昇するのでしょうか。
イギリスで7095人を対象に行われた研究
ロンドン大学のMika Kivimaki教授(疫学・公衆衛生学)らは、心臓病リスクに関連する大規模な調査を行いました。12年のフォローアップ期間中、5年ごとのスクリーニング検査で心疾患の危険因子とされる年齢、血圧、コレステロール値、喫煙習慣、糖尿病の既往歴に加え、平日の平均労働時間を調査しました。
調査対象はイギリスの39~62歳の男女7095人で、研究開始時に心疾患や狭心症と診断されていない人が選ばれました。
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