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「ボールが当たって 頭のけが をしてしまった!」こんなときの対処法を知っていますか?
2015年7月2日、オリックス・丸毛謙一選手が現役引退を発表しました。丸毛選手は2月の宮崎キャンプでボールが左側頭部に当たって手術をしていました。
怪我をした当日、練習中に守備につこうとした丸毛選手の左側頭部を打球が直撃、そのまま練習を続けましたが、練習後に体調不良を訴え、宮崎市内の病院を受診しました。診断の結果、急性硬膜外血腫であることがわかり、緊急手術を受けました。
医師からは、同じ箇所を再び負傷すれば生命にかかわると告げられ、悩んだ末に引退を決意した丸毛選手は、「今は後悔もなく、すっきりした気持ち」とコメントしています。
引退は残念ではありますが、適切に病院を受診したことが生命の危機と重篤な後遺症の回避につながりました。ここでは、頭にボールが当たったときの対処法をみておきましょう。
頭のけが を防ぐために運動を継続する前に確認すべきこと
頭にボールが当たるのは試合中または練習中がほとんどです。運動を継続してよいかどうかをその場で判断しなければなりません。そうした場合は運動を継続する前に次の点を確認してください。
1)意識ははっきりしているか
2)頭痛や嘔吐はないか
3)四肢の動きや感覚に異常はないか
4)耳鳴り、めまい、聴力低下はないか
5)ものが二重に見えたりしないか
このうち、ひとつでも当てはまればプレーを中止し、医療機関を受診します。意識状態の確認のためには、今どこで何をしているのか、直前のプレーの状況はどうだったかなどを尋ね、明瞭な答えが返ってくるかどうかを確かめます。
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