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執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
監修:岡本良平医師(東京医科歯科大学名誉教授)
熱中症は対応を誤ると、体調不良の段階にとどまらず、生命の危機にまで発展してしまいます。ここでは、重症化の危険のある 熱中症の対策 について確認しておきましょう。
熱中症の対策:大汗は体温を下げるための努力
熱中症になっても軽度の内は体温が平熱に保たれています。体温が平熱を超えて上がっていくようだと危険な状態です。そのとき、大量の汗をかいているようなら、体は懸命に体温を下げようと努めていることになります。体温を調整しようとする脳の指令は正常ですが、熱を処理しきれていない状態といえます。
大量の汗は蒸発するときに熱(気化熱)を体から奪い、体を冷やす効果があります。熱中症を避けるには、脳が体を冷やすように指令を出しているうちに、高温多湿の環境から移動する、激しいスポーツや仕事を中断するといった対処が必要です。
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