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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:坂本 忍(医学博士、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ)
梅雨が明け、これから本格的な夏に突入します。海やプールなどに出かける予定の人も多いでしょう。ただし、水辺のレジャーは水難事故と隣り合わせ。特によく起こりがちなのが、水中で「足がつった」ことで溺れてしまうケースです。
泳ぎに自信がある人でも、油断は禁物。万が一のことを考え、心の準備をしておきましょう。
「足がつる」とはどういう状態か
足がつるという症状は、水泳以外の運動中、あるいは睡眠中にも起こります。突然、足の筋肉が強い痛みとともに収縮・けいれんするもので、別名「こむら返り」ともいいます。運動も睡眠も継続できなくなるほどの強い痛みを伴います。
中高年になると、筋肉の力や持久力が衰えるため、特に運動をしていなくても日常生活の疲れが積み重なって足がつることもあります。
また、妊娠後期の女性も足がつりやすくなります。これは、成長した胎児によって骨盤が内側から押し広げられ、足の筋肉が引き伸ばされる状態が続くため、ふくらはぎの筋肉が急激に収縮しやすいからです。
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