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信じられないような事件が報じられました。
栃木で、いじめの被害児童の母親2人が加害児童の母親に抗議に行きました。
その結果、ママ友集団の中で孤立してしまいました。
母親2人は ママ友のいじめ で苦悩し、ついには自殺しました。
いったい、何があったのでしょうか。
報道では母親2人は心を病んで精神科に通院していたとされています。
ですが、心の病に悩んでケアを受ける人は労働者の10%前後という時代。
ケアをうけずに我慢している人も考えるとその数倍とも推定されています。
自殺の原因を母親2人の心の病と考える前に、ママ友という人間関係の謎を考えてみる必要があるのではないでしょうか。
見栄の張合い、お友達の取り会いの果てに…?
ママ友集団が心理的に幼児化して ママ友のいじめ が横行しやすいことは比較的よく話題になる現象です。
幼稚園や学校行事を運営する中での行き違いや、見栄の張合い、お友達の取り会い、などきっかけはさまざまなようです。
ですが、自殺に至るということは稀でした。
仮にも大人なのでいじめる側にも、被害者側にも最後の理性が働くのが大人の世界のいじめです。
通常のママ友いじめの事例では「勝ち負けさえ着けば…」と勝敗がはっきりすれば、パワーダウンしていきます。
少し重症化すると、勝ったと思っている方が嫌がらせを続ける、負けたと思われる方が報復のチャンスを伺っている…となかなか収束しない例もあります。
実際、負けた方は気分的にはまだ負けていないことが多いです。
その憤懣やる方ない苦しさは凄まじいものです。
夫を始め親族やカウンセラーの温かい支援がなければ乗り越えにくいのも事実です。
ですが、何とか最後の理性が働いて最悪の事態は回避する例が多いようです。
たとえば、「こだわり続けるのも違う意味の負け」となるようで、お互いに「関わるのも面倒だし…」と気まずい関係のままでも何とかやり過ごせる事が多いようです。
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