(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:山本ともよ(管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー)
うどん、そば、ラーメン、スパゲティ……、私たち日本人は麺類が大好きです。食欲不振になりがちな暑い夏でも、喉ごしのいい麺類ならたくさん食べられるという人は多いのではないでしょうか。
でも ダイエット中の麺類 ってどうなんでしょうか?
ダイエット中の麺類 意外と知らない? さまざまな麺類の特徴
ひと口に麺類と言っても、世の中には多種多様な麺と調理法が存在します。まずは、日本人にとってポピュラーな麺の特徴について見ていきましょう。
うどん、そうめん、ひやむぎ
主原料に小麦粉と塩を使った麺。基本的には同じもので、太さによって名称が変わります。日本農林規格(JAS)では、機械製麺の場合、長径1.3mm未満が「そうめん」、1.3mm以上1.7mm未満が「ひやむぎ」、1.7mm以上が「うどん」と規定しています。さらに、4.5mm以上になると「きしめん」となります。なお、手延べの場合は、1.7mm未満なら「そうめん」と「ひやむぎ」のどちらの名前を使ってもいいことになっています。
そば
主原料に小麦粉とそば粉を使った麺。JASでは「重量比でそば粉の配合率が30%以上」と規定しています。また、JAS規格ではありませんが、そば屋で使われる呼び名として、そば粉100%の「十割そば」や、小麦粉とそば粉の割合が2対8の「二八そば」などの分類があります。
スパゲティ
JASでは「マカロニ類」に属します。
主原料は小麦粉(多くはデュラム小麦)を使った麺。独特の黄色みは、デュラム小麦の色と卵を使用するためです。マカロニ類のうち、2.5mm以上の太さの管状に成形したものは「マカロニ」、1.2mm以上の太さの棒状または2.5mm未満の太さの管状に成形したものは「スパゲッティ」と規定されています。本場イタリアでは、日本の「麺類」に相当する言葉が「パスタ」であり、太さや形状ごとに細かく分類されています。スパゲティは、最もポピュラーなパスタの一種です。
中華麺(中華そば)
主原料に小麦粉とかん水(塩化ナトリウムなどの塩分を含んだ水)を使った麺。中華料理で使用されます。本場中国では多様な種類があります。
ビーフン、フォー
主原料に小麦粉ではなく米粉を使った麺で、小麦粉の麺とは違った食感や風味があります。日本のそうめんのような形状の「ビーフン」は中国、平たい形状の「フォー」はベトナムでの呼び名です。
スポンサーリンク