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執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター)
悲惨な経験によって、心に負う傷のことを「 トラウマ 」(心的外傷)と呼びます。
象徴的に、よく「傷」にたとえられますが、傷といっても転んでできるようなちょっとしたケガとは違います。トラウマは、言わば致命傷に近い「大ケガ」に相当するものです。トラウマを負うと、長年にわたって苦しむこともしばしばです。
ここでは、トラウマの特徴を詳しく見ていきたいと思います。
「トラウマ」の由来
「トラウマ」という単語は、ギリシャ語の「傷」に由来します。
精神分析学の創始者ジークムント・フロイトにより、肉体に負った大きな傷が後遺症を伴うのと同じように、過去に受けた強い心理的ショックが、その後も長年にわたって精神に障害をもたらすことを発見されました。そこで、トラウマは「心的外傷」と訳されました。
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