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ここでは 子どもの不登校の実態 についてご紹介します。
今月15日、「フリースクールなど学校以外の学び」を義務教育の制度に位置づける法案について、超党派の議員連盟が今国会での成立を断念しました。この法案は、不登校の子どもの学習を支援することを目的として、家庭やフリースクールなどでの学習を、一定の条件を満たせば義務教育課程の学習とみなすことができるように検討されてきたものです。これまでの状況と何が変わるのでしょうか。
子どもの不登校の実態 (1)
小・中学校における不登校の割合とは
こうした法案が検討される理由として、小・中学校における不登校児童・生徒の割合が、ここ数年、増加傾向にあることがあげられます。政府の調査によると、全児童・生徒数に対する不登校の割合は、小学校で0.39%、中学校では2.76%(平成26年度・9月速報値)。中学においては、およそクラスに1人の割合で不登校の生徒がいる計算となります。
また、小学校における不登校の割合も、平成24年度まではゆるやかな増減を繰り返している状況でしたが、平成25年度は前年比13.8%増、平成26年度も前年比7%増という数値となっています。
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