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「子どもが運動会で転んで膝に擦り傷」……そんなときに知っておきたい 傷の処置 についてご紹介します。
大きなケガではないと分かっていても慌ててしまう子どものケガ。そして、とっさの対応は、お母さん自身が子どものときにしてもらったのと同じような処置になりがちです。でも、少し待ってください。以前であれば、擦り傷などが出来たら、消毒液やヨードチンキ、赤チンをつけて、絆創膏を貼るのは常識でした。しかし、今は考え方が変わってきています。子どもがケガをしたらどんなことに注意したら良いのでしょうか?
傷の処置 :自然治癒力を生かした処置を
傷を作ってしまった場合、どのように治っていくのでしょうか。傷にも様々ありますが、ここでは、擦り傷をしたときのことをみていきましょう。
人間には、自然治癒力がありますから、体内では、傷を修復しようという働きが起こります。傷口から出血していると、止血しようと血小板が集まってきます。白血球が傷で死滅した組織や細菌を除去しようとします。そして繊維芽細胞がコラーゲンを作り、傷口をつけようとします。次に表皮細胞が集まり、傷口をふさぎます。そのため、ケガをしたときは、こうした体の反応を妨げないことが大切だと考えられるようになりました。
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