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親にとって、子供の発達は最も気がかりなことのひとつです。子供は1〜2歳くらいから言葉によるコミュニケーション能力を発達させていきますが、その発達が遅れる原因のひとつとして「 難聴 」が考えられます。音が聞こえているかどうかはわかりにくいため、子供の見落とされがちですが、もし難聴である場合は、早期に治療を始めることが推奨されます。
難聴 を疑うべきサイン
子供の1000人に1〜2人が難聴を抱えていると言われています。そして、難聴の子供の約9割は、聴覚に問題がない両親から生まれてきます。また、難聴の原因の3分の1は遺伝的なもの、3分の1は感染症や薬剤などによるもの、そして残りの3分の1は不明とされています。
つまり、両親の聴力に問題がなく、胎児の間や生まれてから特に病気などにかかっていなくても、子供が難聴を発症する可能性はあるのです。聴力に問題がある子供には、次のような傾向が見られることがあります。
【小さな子供の場合】
・大きな音に反応しない、または大きな音がしても眠っている
・生後3か月を過ぎても呼びかけに反応しない
・生後6か月を過ぎても音がする方へ向いたり、音を上手にまねたりできない
・生後12か月の時点でまだおしゃべりをしない
・2歳までに単語をしゃべらない
・3歳になっても単語も2語文も話さない
・何かを表現をする際に言葉の代わりにジェスチャーを使う
【年長の子供の場合】
・周りの子供より言葉の数が少ない
・聞き取りにくい言葉でしゃべったり、非常に大きい(または小さい)声を出したりする
・何度も聞き返す
・テレビの音を非常に大きくする
・集団から距離を置いているように見える
・会話を正しく理解していないように見える
・保育施設や学校でぼんやりしていたり、読み書きや計算が苦手だったりする
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