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執筆:井上 愛子(保健師、看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
目の色をカラフルに変えたり、黒目を大きく見せたりと、ここ数年で色々な種類が出ているコンタクトレンズ。
視力補正のためでなく、ファッションアイテムとして気軽に使う人も多くなりました。
その一方、おしゃれ用カラーコンタクトレンズによる眼のトラブルは年々増えており、厚生労働省から使用方法の注意喚起が出るほど問題視されています。
レンズを使うことで大事な眼にどのような影響があるのか、ご一緒に見ていきましょう。
カラコンも“高度管理医療機器”
「私は視力補正の必要がないから、眼科に行かなくて大丈夫」そのように思った人はとても危険です。
コンタクトレンズは医療機器です。なかでも「高度管理医療機器」といって、不具合が生じた場合に生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあり、適切な管理が必要とされています。
これは、視力補正用ではないカラーコンタクトも例外ではありません。
けれどもカラコンは、メイク用品コーナーなどでも気軽に手に取ることもできます。そのため、残念ながらコスメや雑貨のような感覚で使っている人も多く、そのことが眼のトラブルが増加している要因のひとつとなっています。
どんなに優しい素材のレンズであったとしても、眼に直接入れるものであることに変わりありません。
眼にとっては異物なのです。
眼の健康状態や使い方次第では、病気や視力低下のリスクがともなうということを覚えておきましょう。
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