(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:青井 梨花(助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
今年も花粉が飛散する季節になりましたね。
くしゃみを連発してツライという方も多いでしょう。
ですが、くしゃみが出ることは、私たちのカラダを守るために大切な機能のひとつです。
一方で、くしゃみをすることで、ヒトからヒトへ感染する病気もありますので、感染予防の観点からもお伝えします。
そもそも鼻の役割って?
くしゃみが出るとき、鼻がムズムズして・・・というきっかけのことが多いでしょう。
まずは、鼻の役割について確認しておきましょう。
皆さんご存知のとおり、鼻には、下記のような3つの役割があります。
1.呼吸をするとき、体内に空気を送り込む通り道
2.においを感じる
3.声をはっきりと伝える
今回はとくにくしゃみとの関係が強い1の役割に注目してみましょう。
空気中にはほこりなどのゴミや、病気の原因となるウィルスや細菌など、さまざまなものが混ざっています。
空気を吸って体内に送り込む場合、そのままダイレクトに吸い込んでしまうと、空気中のゴミなどが体内に入ってしまい、悪影響を及ぼしかねません。
そこで、フィルターの役割を果たしているのが、鼻の中の鼻毛です。
空気を吸い込むと、まず大きなゴミを鼻毛でキャッチし、体内への侵入を防ぎます。
また、鼻の粘膜がいつも適度に湿っていることで、さらに小さいゴミをキャッチし、結果、体内にきれいな空気を送り込むことができているのです。
では、くしゃみはなぜ出るのでしょう?
スポンサーリンク