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執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー)
医療監修:株式会社とらうべ
持ち運びに便利なペットボトル飲料。
開封してすぐに飲みきることができないこともありますよね?
では、開封してしまった場合、安全に飲むことができる期間は、どのくらいなのでしょうか。
そこで今回は、日にちの目安や保存法の注意点を紹介します。
「安全」の基準
加工食品の安全を確かめる方法は、賞味期限を見ることです。
日ごろ何気なく見ているかもしれませんが、賞味期限とは「定められた方法により保存した場合に、期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限」を言います。
賞味期限は、厚生労働省と農林水産省により作成されたガイドラインをもとに定められています。
メーカーや業界団体の中には、このガイドラインをもとに、より厳格に管理しているところもあります。
ガイドラインによると、賞味期限の設定には、理化学試験、微生物試験、必要に応じて官能検査を実施します。どの試験結果も、食品の特性を一般的な指標をもとに数値化されています。
これにより、合理的・科学的な根拠が明らかとなり、品質劣化を客観的に判断することができるようになります。
とはいえ、商品数が膨大なものや、開発サイクルが早いものなどに対して、食品ごとに試験・検査をすることは現実的でありません。
そのため、食品の特性などを十分に考慮し、似た特性を持つ食品であると判断された場合、他の試験や検査結果を参考にしながら、期限を設定することが認められています。
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