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執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
生活不活発病は別名「運動不足病」とも呼ばれています。
かつては東北大震災で話題になりましたし、もともとは、高齢者や障害者の「リハビリテーション医療」の分野で、「廃用症候群」と呼ばれてきました。
現在では、便利な都会生活で、若者にもよく起こるものとして注目されています。
それでは「生活不活発病」とはどういうものなのか、詳しくご紹介していきます。
「生活不活発病」とは?
生活不活発病は、動かないことによって、生活が不活発になって起こります。最初は全身の運動機能が低下し、筋肉や骨が衰えます。
さらに不活発が続くと、やがては、「少し動くと息切れがする」「外出するのが面倒」「人と話をするのがおっくう」など、精神面や社会生活にも悪影響が及んでいきます。
そのことが拍車をかけて、さらに身体を動かさないでいると、全身の機能が低下したり、抑うつ状態や認知症といった精神疾患にいたったりする場合もあります。
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