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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
長期間放置された食べ物や湿度の高い屋内などでよく生えてしまうカビ。
見ていると嫌な気持ちになりますよね。
では、カビが体内に入ると、どのような悪影響が出るのでしょうか?
今回はカビが身体に与える影響について解説します。
そもそもカビってどんなもの?
カビは真菌のひとつで、専門的には糸状菌(しじょうきん)といいます。
真菌にはほかに酵母やキノコが含まれますが、一般的にはカビを真菌といっている場合もあるようです。
カビと聞くと植物の仲間というイメージを持っている人も多いと思いますが、遺伝子レベルでみると、進化の過程は動物に近く、高等な生物と考えられています。
また、カビは空気中や土の中などあらゆる場所に生息し、菌糸と胞子によって増殖をしていきます。
一般的にカビに対して良い印象を持っている人は少ないと思いますが、カビにはいろいろな種類があり、発酵食品に使われたり薬の開発に使われるなど、私たちの生活にプラスの影響をもたらすものもあります。
しかしその一方で、体内に取り込むことで悪影響を及ぼすことがあることもまた、事実です。
そこで次からカビによって引き起こされる病気についてみていきましょう。
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