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婦人科デビュー :10代から気を付けたい、月経困難症
「月経困難症」とは、生理痛等の症状がひどく、寝込んでしまったり学校をお休みする、痛みどめを飲んでも生理痛が治らないような状況、すなわち、日常生活に影響を及ぼすような生理痛のことです。生理痛はあってあたりまえ、将来子供を産めば治ると言われるかもしれませんが、それは間違いです。
「月経困難症」は病気ですから、早く治療することが重要です。
月経困難症には、他の病気が原因で起きることがあります。代表的なものが子宮内膜症(子宮の内側の膜と同じような組織が子宮以外に出来ること)で、将来、不妊症の原因になることがありますので早いうちに治療しておくべき病気の1つです。
また、子宮筋腫(子宮の筋肉に良性のコブができる病気)、子宮腺筋症(子宮の筋肉の中に、子宮内膜組織ができること)も、月経困難症の原因となる病気です。
婦人科デビュー :10代に増えているクラミジアほか性感染症について
10代も後半になると、性行為を経験した人も増えてくるでしょう。
ここ数年は「性行為の低年齢化」ともいわれるように、もっと早いうちから性行為を経験する人が増えているようです。ところが、この頃はまだ性に対する知識が未熟で、自分の身を守ることが難しい場合もあり、10代での性感染症(性行為によって感染する病気)が増えています。
性感染症には、クラミジア感染症、ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒、淋菌感染症、HIV感染症、B型肝炎、C型肝炎などがあります。
すぐに命に関わるようなことはほとんどありませんが、クラミジア感染症は将来的に不妊になる可能性があります。特にここ数年、10代でのクラミジア感染症が増えていますが、自覚症状が少ないため治療を受けていないことが多いのが現実です。このような状況を避けるためにも、早めに何でも相談できる婦人科のパートナードクターを見つけておくことをおススメします。
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