安全日は存在しない!? ~婦人科デビューをして学ぶこと~

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安全日は存在しない!? ~婦人科デビューをして学ぶこと~

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 婦人科デビュー :自分の身体を守るために知っておきたい2つのこと

 

“安全日神話”のウソ!安全日は医学的には存在しない

 

安全日神話とは「女性の月経周期には安全日(生理前)と危険日(排卵期)があり、安全日に性行為すれば、避妊をしなくても妊娠しない」というものです。しかし実際には、「安全日」といえる日はありません。
 
コンドームをつけないで射精した場合(もしくは、正しいコンドームの使い方をしなかった、コンドームが破損したなどの場合)、腟の中にはたくさんの精子がいます。
 
また、膣外に射精したとしても、頸管粘液をつたって膣内に精子がはいりこむことがあります。この精子が子宮を通って卵管に到達し、卵子と出会って受精します(卵子は受精卵になる)。受精卵が子宮の内側の壁に定着(着床)すると、妊娠が成立します。
 
ところで、実際に排卵したかどうかは身体の外からはわかりませんので、正確にいつ排卵したのかがわかりません。

 
ストレスなどで排卵のタイミングが狂ってしまうことは良くありますので、きちんと挿入前にコンドームをつけ、射精後すみやかにとる、という方法をとっても妊娠する可能性はゼロにはなりません、医学的に「安全日」といえる日はないのです。

 
 

妊娠中絶手術後の生理や妊娠はどうなるの?

 
中絶手術後は、およそ1か月くらいで次の生理がきます。妊娠している間は、身体でもそれが分かっているため排卵は起きませんが、中絶することで身体は一度リセットされます。

 
つまり、自分では気づかなくても、中絶手術からおよそ2週間くらいで次の排卵は起こっています。この間に避妊をせずに性行為をした場合は、再び妊娠している可能性があります。中絶手術後、およそ1か月が過ぎても次の月経が始まらない場合は、中絶手術を受けた医療機関で妊娠していないかどうか、調べる必要があります。
 
 
いかかがでしょうか。10代とは、性的なことへの興味が湧きはじめる時期ですが、自分の身体を守るためには、まずは正しい知識を持つことが大切です。
 
そのための第1歩が、何でも相談できる、婦人科のパートナードクターを見つけること。小さなことでも大丈夫です。分からないことは質問し、女性としての“自分の身体”をしっかり理解しておきましょう。

 
 
<執筆・監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
 

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