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アロマオイルで5月病対策 : 冷房で冷えてしまったときにもポカポカに
これから暑さが増してくると、気になる冷房による体の冷え。
手足が冷たい、そんなときはオレンジ系のアロマオイルで部分浴の足浴をするのもおすすめ。
洋服を着たまま思い立ったとき、さっと気軽に行えます。
頭寒足熱というように、足を温めるだけでも全身浴と同じように血液循環を高めるので、体をポカポカさせてくれます。
温暖な気候で育つオレンジは心と体をほっこり温めてくれるハーブなのです。
アロマオイルで足浴を行う方法
洗面器にはったお湯は冷めやすいので、近くに熱めの湯を入れたポットを置いておき、さし湯をしながら足浴するとよいでしょう。じんわり体が温まってきて、少し汗をかくくらい、時間は15分から20分位が目安です。
1.洗面器に、くるぶしが隠れるくらいの分量の熱めのお湯を入れます。
2. オレンジ系のアロマオイルを1~4滴垂らしてよくかき混ぜてから足を浸します。
※ベルガモット、レモン、グレープフルーツのアロマオイルには、肌に付着した状態で紫外線に当たると皮膚にダメージを与える「光毒性」がありますので、日中の使用はご注意ください。
アロマオイルで5月病対策 : 精油が残ってしまったら
柑橘系のアロマオイルは他に比べて酸化による劣化が早く、開封後6か月が使用の目安です。
使い切れる少量の容量を購入して、香りが変わらないうちに早めに使いきりましょう。それでも残ってしまった場合は、清掃用として使用するのもおすすめです。
オレンジ系のアロマオイルに含まれるリモネンという成分は、市販のそうじ洗剤にもよく配合されているとおり、油汚れや湯垢などを落とすのに優れているので、台所の拭き掃除やお風呂の掃除用に、薄めて加え使ってみるとよいでしょう。
<全体の注意事項>
※アロマオイルはハーブ専門店などで販売されている100%天然のエッセンシャルオイルを選ぶようにしましょう。100円ショップなどで扱いのある安価なものは、人工香料などが加えられた別のもので、アロマテラピー効果は期待できないので注意してください。
※オイルは引火の可能性があるので取り扱いに十分注意してください。
※アロマオイルは有効成分の濃縮したエッセンシャルオイルです。お子様の手の届かない冷暗所で保管し、原液が皮膚についたり、目に入らないよう注意してください。
※アロマオイル(=精油)を利用した植物療法は医療のかわりではなく、健康の増進や病気の予防に役立てるものです。症状が長く続いている場合や、既存病歴のある方、お薬を服用されている方の使用につきましては医師の指示にしたがってください。体調や体質、利用方法によっては健康を損ねる場合もあります。それぞれの注意事項や使い方をよく確認したうえ、自己責任で使用するようにしてください。
⚫️執筆者プロフィール:磯部尚美(いそべなおみ) 東京都生まれ。JAMHA認定ハーバルセラピスト。JATA認定ハーブティーソムリエ、ハーブセラピスト。日本園芸協会認定ハーブコーディネーター。植物療法を生活に取り入れ、その薬理作用を実感してハーブを学ぶ。現在三人の男児を育児中。美容や健康維持のためのハーブ療法について研究。優しく寄り添ってくれる植物との共生を感じながら「植物の癒しの力で美しく健康に」をコンセプトにしている。
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