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やせにくい ? 体型を判断する基準
徐々に丸く変わっていく体型は、自分では把握しずらいものかもしれません。年齢を参考にして、ときどきチェックすることが大切でしょう。
おもな方法は以下の3点です。
ウエストを図ってみる
立った状態でウエスト(へその上)の寸法を測ります。男性は85cm以上、女性は90cm以上でイエローカード、内臓脂肪型肥満の可能性があります。
体質によって違いもあり、ほかの検査も併せて行うとより精度が出ますが、内臓脂肪型肥満は生活習慣病の誘因となり、動脈硬化のリスクが高め、心筋梗塞や脳卒中へとつながります。
BMIによる肥満判定
肥満の判定でよく使われるBMIです。
<計算式>
現在の体重 ÷(身長m × 身長m)=BMI
例)現在の体重70kg、身長170cmの人の場合
70 ÷ (1.7 × 1.7) =24.2
<判定>
18.5未満・・・・・・・やせ
18.5以上~25未満・・・正常域
25以上・・・・・・・・肥満
☆「BMI22」がもっとも病気になりにくい数値とされています。
体組成計で体脂肪率等をセルフチェック
最近は、体重と体脂肪だけでなく、筋肉量や基礎代謝量、内臓脂肪レベル、推定骨量、体水分率などの計測までできる「体組成計」も登場しています。あまり神経質になる必要はありませんが、参考として活用するには、大変便利です。
やせにくい ? エネルギー消費量を増やす工夫
安静状態でも筋肉はエネルギー消費量が多いことから、体内の過剰なエネルギー(体脂肪)を減らすには、ダンベル体操などのレジスタンス運動によって筋肉量を増やすことが好ましいとされています。
特に、身体のなかでも大部分を占める、背中や大腿など大きな筋肉を意識して動かしてみましょう。
歳をとると、気持ち的にも物事がおっくうになり、今までの食生活や運動量を変えづらくなってしまう傾向があります。食べる量を適正にし、運動量を意識して増やせば、歳をとっても痩せることはできます。
若いうちから適度な運動習慣、こまめな体型のチェックを習慣づけていきたいですね。
●執筆者プロフィール:田口絢子(たぐち・あやこ)
茨城県生まれ。管理栄養士、糖尿病療養指導士、ソーシャルスキル協会認定健康栄養カウンセラー。都内4か所の病院で給食・栄養管理経験を経て独立。栄養相談、献立作成、食と健康に関する記事の執筆、栄養学翻訳などを行っています。
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