(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
脳と咀嚼 :咀嚼運動の物理的な刺激で、脳も見た目もアンチエイジング
咀嚼運動は、運動野からの指令で口や顎まわりの4種類の筋肉が働きます。ほほの後ろ辺りにある咬筋、こめかみから耳の上にあたりの側頭筋、頬骨あたりある外側翼突筋と内側翼突筋です。
しっかり鍛えれば、二重あごやリフトアップに効果的な筋肉です。
筋肉の活動で、顔や脳の血管が刺激されるので、血液を上に向かって流す役割を果たします。
咀嚼による脳の血流量の増加は、特定の領域ですぐに表れます。特定の領域とは、運動野、感覚野、小脳、視床、島(とう)、捕捉運動野(ほそくうんどうや)で、血流量の増加で活性化すると、加齢による感覚や運動能力の衰えを抑制する可能性が、示唆されています。
パン、ゼリー、煮込み野菜やなどやわらかいものを食べる機会が多いですが、「ごはんを食べる」だけで脳も見た目も若々しくできるなら、食べるものや食事につかう時間を、もう一度考えてみても良いですね。
毎月8日はカミングデー
そして、毎月8日はカミングデーです。「1口で30回以上噛むことを意識しましょう」という「噛みんぐ30」を、厚生労働省が掲げています。
肥満防止、脳の発達、歯の病気予防などを利点としています。もちろん、歯磨きをすることも大切です。
毎日食べるごはんを噛む回数だけなら、すぐに始められそうです。まずは今日の食事から気にかけてみては。
参考
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/55152/3/34-02_01_takahashi.pdf
http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2008/12/post-13.html
http://www.418takamatu.com/issue/wp-content/uploads/sites/12/2014/01/%E5%92%80%E5%9A%BC%E3%81%A8%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%B8%82%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A.pdf
監修:坂本忍(医師)
スポンサーリンク