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地中海料理 の優れた点

 
食の分野で和食が無形文化遺産に登録されたのは、実は5番目。 地中海料理は日本より3年早い2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 
地中海料理が無形文化遺産に登録された評価ポイントは、「魚介類、穀類、乳製品、野菜、果物類などをバランス良くとり、油脂分はオリーブオイルを中心に肉類は少量の食材に、適量のワインをたしなみ、食卓を囲んで楽しみながらゆっくりと味わう」とのこと。
 
このような農業、加工、技術、伝統に基づく社会的習慣、など総合的な内容なのです。

 

食材のバランスの良さから、地中海式ダイエットが話題になったこともありましたね。
 
健康面では地中海近辺が原産のオリーブオイルに注目しがちですが、「クルミ」の原産地もヨーロッパ南西部からアジア西部と、地中海あたり。PREMIMEDの研究では、クルミに記憶力アップのカギが分かりました。
 
 

低脂肪食よりも「クルミ」

 
PREMIMEDによる心臓血管疾患の患者を無作為に選んだ447名（平均年齢67歳）を対象に8年間経過観察した結果、以下のことがわかりました。
 
・「クルミ」半量含むミックスナッツを加えた、 地中海料理 を食べていたグループは、記憶力が改善
・低脂肪食を食べていたグループは、記憶力が低下
 
これは「クルミ」に豊富に含まれる、必須不飽和脂肪酸のαリノレン酸とポリフェノール類が効果的に働いた、と判断しています。
 
さらに、心臓疾患リスクは約30%抑制され、脳卒中リスクは約50%抑制されました。
 
 

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