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深刻な感染症が流行し、WHO(世界保健機関)や各国の医療機関が感染拡大の防止に努めた後、事態が落ち着くとWHOにより終息宣言が出されますが、感染症の終息宣言 は何をもって判断されるのでしょうか? ここでは、いくつかの代表的な感染症を例にとってご紹介しましょう。
感染症の終息宣言 「エボラ出血熱」の場合
2015年5月19日、WHOはリベリアのエボラ出血熱が終息したことを宣言しました。エボラ出血熱は、昨年3月以降、西アフリカのリベリアとギニア、シエラレオネを中心に流行し、リベリアでは4000人以上が死亡しました。エボラ出血熱は感染者の体液に触れると感染し、ウイルスの潜伏期間(感染してから症状が出るまでの時間)は21日とされています。リベリアではその2倍にあたる42日間新たな感染者が出ていないことから、WHOが流行終息と判断しました。ギニアとシエラレオナでは、まだ終息宣言は出されていません。
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