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執筆:Mocosuku編集部
監修:樋口 二三男(医学博士・整形外科医・とらうべ顧問産業医)
そよ風が当たるだけでも、身体の関節に猛烈な痛みを感じると言われている「痛風」。
この痛風に一度かかると、医師からの指示があるまで一生薬を飲み続けなければなりません。
特に夏は、汗をかいたりアルコールの摂取量が増えたりするため、痛風にかかりやすいと言われています。
痛風は「中年のオジサンがなる病気」といったイメージを持たれがちですが、最近では20~30代の若者の間でも痛風が蔓延しています。痛風にかかるとどのような症状が起こるのでしょうか?
若者の間に広がる「痛風」。その原因は?
1960~70年代には、痛風は40~50代の男性がなる病気だと言われてきました。ところが最近では、食生活の変化によって、痛風が若年化しています。
1994年に東京女子医大膠原病リウマチ痛風センター所長の山中寿教授らが行った調査では、痛風の発病年齢のトップは30代。時代とともに、痛風が若年化していることがうかがえます。
若年性痛風が増えた原因は大きくわけて2つあります。ひとつは「食生活の乱れ」、そしてもうひとつは「ストレス」です。
レトルト食品やファストフードなど栄養に偏りが出る食事は、痛風の原因になります。また、ストレスによって血管が収縮し、腎臓の機能が低下して体内に尿酸がたまることで痛風発作が起こることも考えられます。
とはいえ、20代では会社の健康診断に「尿酸値」の検査項目が含まれていない場合もあり、自身の尿酸値が危険な状態であることに気づかないことも多いようです。
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