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厚生労働省は、エボラ出血熱の感染が疑われた40代男性(静岡県)の検査結果が陰性だったことを発表し、 マラリア と診断されたことが分かりました。
エボラ出血熱と マラリア 、2つの感染症は同じような地域で流行し、発熱など風邪とよく似た症状が出る点で共通しています。男性に感染が認められた マラリア とはどのような病気なのか確認しておきましょう。
熱帯・亜熱帯地域で流行するエボラ出血熱と マラリア
エボラ出血熱と マラリア は同じような地域で発生する感染症です。エボラウイルスに感染した人の致死率は90%とされ、「体中の穴から大量出血する」という症状が恐怖心をかきたてます。しかしながら、エボラウイルスは空気や飲料水による感染ではなく、汗や血液を通じての感染のため急速に広がることはないといわれています。世界保健機関(WHO)の集計(2015年1月時点)によると、エボラ出血熱の死者数は8004人、感染者は2万416人に達するといいます。
一方、 マラリア はエボラウイルスと比べ、規模という点で圧倒的に異なっています。世界保健機関(WHO)の推計によると、 マラリア の罹患者は年間2億人を超え、死者数は200万人に達するといいます。感染した マラリア 原虫によって、病型や治療法は異なりますが、なかでも熱帯熱 マラリア は、早期に適切な対応をしないと短期間で重症化し死に至ることがあります。
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