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ネットの 母乳売買 ははたして安全なのでしょうか?
ネット上に1パック50mlあたり5000円で販売されていた「新鮮な母乳」が偽物である可能性が高いとし、話題になりました。7月3日の毎日新聞の情報によると、毎日新聞が入手し、検査機関で分析したネット販売されていた母乳は、栄養分が通常の母乳の半分程度しか含まれていませんでした。さらに細菌量が1000倍近く混入しており、乳児に飲ませるのは危険と指摘しています。
乳幼児には母乳を飲ませたほうがいいいう母乳信仰の声もあり「母乳バンク」や「もらい母乳」といったものも増えています。母乳の販売は本当に安全なのでしょうか?
母乳売買 :そもそも…「母乳バンク」って何?
「母乳バンク」は、母親以外の母乳を赤ちゃんに与える取り組みのひとつです。医療機関などが母親以外の女性から提供された母乳を冷凍保存し、なんらかの事情により母乳が出ない母親の代わりに赤ちゃんに与える仕組みです。日本に母乳バンクが設立されたのは2013年と最近のこと。出生時の体重が2500g未満の低出生体重児の赤ちゃんには母乳が必要な場合もあることから、意義のあることとして注目されています。
とはいえ、適切な医療機関で行われていない母乳にはリスクがあります。ネット上で販売されている母乳は必ずしも安全とは言い切れません。それは、次のようなケースがあるからです。
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