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田代まさしの窃視障害 …のぞかずにはいられない病気?
性的な嗜好には個人差があり、どこからが正常でどこからが異常かの線引きは簡単ではありません。また、田代氏がパラフィリア障害(窃視障害)との診断を受けたという情報もいまのところありません。
しかし、盗撮という相手が同意していない行動におよんでいることや、社会に問題を起こしている点は、窃視障害の診断基準に合致していると言えます。窃視障害がひどくなると、のぞき見でしか性的興奮を得られなくなります。田代氏がそのような状態であったとすれば、欲望を抑え切れなかったのはある意味当然と言えるでしょう。
専門家による治療が求められる
窃視障害の人は、専門的な治療を受けない限りのぞき見や盗撮にを繰り返してしまうおそれがあります。治療には、抗うつ薬(SSRI)の投与や、男性ホルモンのテストステロン量を減らして性衝動を抑制する薬物療法のほか、心理療法などが用いられます。田代氏の場合は薬物依存の過去もあるため、それを考慮して治療を行う必要があるでしょう。
<監修>
山本 恵一(心理学者)
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