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低ナトリウム血症 の原因って?
「低ナトリウム血症」の原因となる疾患としては、重症のやけど、肝硬変、心不全、甲状腺機能低下症、腎臓疾患、膵炎、腹膜炎などがあります。
低ナトリウム血症は、体液量に対して含まれるナトリウム量が少なすぎる場合に発生します。体液量が多すぎる場合や、少なすぎる場合、いずれの場合でもナトリウムが希薄になっています。
たとえば重度の嘔吐や下痢では、ナトリウムが失われます。その後失われた体液のうち水分だけを補給されると、ナトリウム濃度は低下します。
重症化すると死に至ることも…「低ナトリウム血症」の症状
ナトリウムが不足すると、その程度によって異なる症状が出てきます。
少量では特に症状がない場合もありますが、だんだん不足量が大きくなるにつれて、だるさ、吐き気などの症状が現れます。
脳は、血液中のナトリウム濃度の変化に敏感です。そのため脳機能障害の症状がでます。
血液中のナトリウム濃度が急に下がると、症状が突然生じ、重症化する傾向があります。また、高齢者のほうが重症になりがちです。
重症化してくると、筋肉のけいれんがおきます。やがて無反応状態になり、強い刺激を与えなければ目を覚まさなくなり、完全に反応できない昏睡状態に陥り、死に至ることもあります。
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