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限局性恐怖症
恐怖症は不安障害の一つです。雷の場合は恐怖症でなくても「怖い!」と感じる人はいますが、一般に恐怖症は、他の人にとって何でもないことが本人にはすごく怖いと感じます。
何を「怖い」と感じるかは人によって違いますが、一般に次の5つのタイプがあります。
■動物型:犬・猫・蛇・ネズミなどの小動物や、クモなどの昆虫を恐れる
■自然環境型:高所・嵐・雷・水など自然のものを必要以上に恐れる
■血液・注射・外傷型:注射や血を見ることを怖がったり、ケガを恐れたりする
■状況型:公共の輸送機関(飛行機や電車)、橋などの高所、エレベータ―のような閉所など、特定の状況がきっかけで恐怖が生じている
■その他の型:窒息・嘔吐・病気になること・大きい音・仮装した人への恐怖など
一度怖い思いをすると、以後、近づかないことで恐怖症の対象を回避することで、かろうじて生活に支障を来さないでいる人が多く、不安障害の中ではもっとも頻度が高いのに、治療を受ける人が少ないというのが専門家の見解です。
とくに動物型・状況型・自然環境型で女性が高い割合を示し、全体の男女比は女性が2倍ともいわれています。発症年齢は小児期と20歳代半ばの二相性のピークを示しています。
雷恐怖症 の特徴
「ただ怖い」では済まないのが雷恐怖症です。身震い・叫び声・発汗・パニック発作・突然の尿意・吐き気・心拍の上昇・恐怖感など、他の恐怖症と共通する症状もありますが特有の症状もあります。
・安心させてくれる他者を必要とし、独りだと症状が悪化する
・閃光と雷鳴から逃れるために一時的な避難場所を探す習性がある
・天気予報に強い関心をもつ
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