(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
ネット社会のメンタルケアを考えるとき、ソーシャルネットサービスのへの注視は欠かせません。Facebook、ツイッター、そしてInstagram…とソーシャルネットワークサービスがより手軽に、より身近になっています。
これらは、自分の行動、いかえればプライベートを発信できるツールです。
今やスマホ一つあればフォトもムービーも手軽に作成でき、全世界と共有できるのです。
喜びは人と分かち合うと何倍にも膨らむもの。
友人知人、または見知らぬ誰かからの好意的なレスポンスをもらうことで、小さな喜びも大きな幸せになるのです。
プライベートを発信するツールの発明は、ある意味では人類の幸せを増幅させたといってもよいでしょう。
キス動画公開のリスク
最近ではMix Channel(ミックスチャンネル)という手軽な動画投稿サービスで恋人とのキス動画を公開している10代、20代が急増中といわれています。
しかし、プライベート、特に恋愛模様をweb公開することはある意味で危険な行為です。
たとえば、新しい恋が始まるときに、相手があなたの過去の恋愛を動画や画像で生々しく見たとしましょう。
どんなに愛情があったとしても、頭では心の整理ができていたとしても、不愉快になることは間違いありません。関係が壊れるきっかけになるかもしれません。
また、就活への悪影響もあります。
最近の企業さんは採用候補者の情報をwebでかなり入念に調べる場合もあります。
安易に個人情報を発信していないか確認するためです。
企業から見ると安易にwebに発信する人物は、情報管理が甘い人物に映ります。
うかつに採用すると部外秘の大切な情報を漏えいさせて企業に損害を与えるとの懸念をもつでしょう。
特に日本では恋愛は「秘め事」という価値観があるので、キス動画の安易な発信を見つけた企業の担当者は採用をためらかもしれません。
このようにキス動画やプライベートを安易に配信することにはリスクが伴います。
公然とキスをする習慣も、恋愛を全力アピールする習慣もなかった日本では特にこのリスクが大きいのです。
にもかかわらず、多くの10代、20代がキス動画のようなプライベートを公開し続けるのはなぜなのでしょうか。
スポンサーリンク