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金縛りと睡眠まひ にはどんな関係があるのでしょうか?
「出たー!お化けだ!!逃げなきゃ! でも……、体が動かない!」
夜中にふと目を覚ましてこんな状態になるのが、いわゆる金縛りです。金縛りは、霊感とは関係がないのでしょうか?
睡眠まひ :霊感とは無関係?
金縛りは、医学的には「睡眠まひ」と呼ばれる一種の睡眠障害で、決してお化けや魔物のせいではありません。
金縛りが起こる原因には、睡眠のリズムが大きく関係しています。
睡眠中は、ノンレム睡眠という「深い眠り」と、レム睡眠という「浅い眠り」を交互に繰り返します。
レム睡眠中は、いわば「脳は起きているのに体は寝ている」状態ですが、そのとき、何かのきっかけで意識にスイッチが入り、ある程度、脳が覚醒することがあります。
ところが、体の筋肉は休んでいるので、たとえ脳から「体を動かせ」という指令が出ても動かすことはできません。
一方で脳は目覚めているため、体を動かせないことを認識してもがき苦しみます。これが金縛りの状態です。
また、夢もレム睡眠のときに見ますが、金縛りのときは意識がより鮮明なため、夢の内容を現実のものと認識してしまいがちです。
意識があるのに体を動かせないとなると、人は強い不安や危機感を感じます。そんな心理状態から、夢や幻覚・幻聴をお化けや霊だと信じ込みやすいのです。
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