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障害年金の支給停止 :段階的なサポートが求められている
ここ数年、生活保護の支給額が、法律で定められた最低賃金を上回る「逆転現象」が、生活保護受給者の「自立への意欲を損なう」として問題となっていました(2014年に最低賃金の値上げにより「逆転現象」は解消)。「うつ」など、改善や回復の可能性がある精神疾患の場合、障害年金においても、いかに受給者の「自立への意欲」を高めるかということは、重要な課題といえるでしょう。
精神疾患により「一時的なリタイア」を余儀なくされた障害年金の受給者が、安心して社会復帰するためには、「支給停止か継続か」といった選択のほかに、経済的な援助を含めた段階的なサポートが必要なのかもしれません。
※文中のエピソードは実話をもとに構成していますが、個人情報の観点から実在の人物・団体の明記を避けています。
<監修者プロフィール>
石村衛(いしむら・まもる)
FP事務所:ライフパートナーオフィス代表ファイナンシャルプランニング1級技能士(CFP) 東洋大学卒業 メーカー勤務の後、FP事務所:ライフパートナーオフィスを横浜市戸塚区に開設。地域に根ざしたFP活動を志向し、住宅ローン、不動産・証券投資、保険、貯蓄・など一般家庭のお金にまつわる様々なアドバイスを行っている。 お金に係わる出前授業を小・中・高校で実施。また、高等学校の保護者会などで進学費用や奨学金・教育ローンの講演多数。東京都金融広報委員会 金融広報アドバイザーとして活動中。
<執筆者プロフィール>
井澤佑治(いざわ・ゆうじ) 舞踏家/ダンサー。通販メーカーのコピーライターとして、健康食品などの広告を数多く手がけたのちに、ダンサーとして独立。国内外で公演やワークショップ活動を展開しつつ、身体操作や食事療法などさまざまな心身の健康法を探究する。現在はダンスを切り口に、高齢者への体操指導、障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などにも携わっている。
<参考>
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3225
(障害年金について 日本年金機構)
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