(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
執筆:斉藤雅幸(Mocosuku編集部)
ワーク・ライフ・バランスの大切さが唱えられて久しい中で、有給休暇の消化率は低い水準にとどまっています。
ここでは、日本における有給休暇消化率が国際的に見てどの水準なのかを確認し、厚生労働省が推奨する「プラスワン休暇」という考え方に目を向けてみましょう。
実は最下位を脱していた日本、しかし…
調査会社Harris interactiveは2014年8月25日~9月17日、 18歳以上の有職者男女(フルタイム、パートタイム、自営業を含む)25か国計7,855名を対象に有給休暇に関する調査を行いました。
2008年から2013年の連続6年間にわたり、日本は有給休暇消化率ワースト1位の立場にありました。
しかし、2014年、日本は韓国に抜かれてワースト1位を脱し、下から2位へとわずかに順位を上げています。日本の有給休暇消化率は50%、対する韓国は48%でした。
若干の改善傾向が見られるものの、日本はこの分野において多くの課題を残しているといわなければなりません。
調査結果が示す結果によれば、有給休暇に対する考え方、休日の過ごし方、長期休暇の割合という点で、日本には明らかに「悪い」傾向がありました。そして、その傾向はワースト1位となった韓国以上に根深いものだったのです。
スポンサーリンク