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「母性本能」は周囲の協力があって健全に成り立つ
出産後も驚くほど大変です。
洗濯物は無限に増えますし、生活リズムが不規則な子の場合、お母さんはまさに24時間営業です。
ですが、「俺は仕事で疲れている」、「稼いでいるからいいだろ」という感覚のご主人も日本では多い傾向があります。
「母性本能があるから子育てで幸せな毎日だよね!」という認識は最悪です。
母性本能は自動的に発動するものではなく、周囲から母親として大切にされて初めて健全に発動するのです。
子育ては全て母親任せでは、いずれ無理がきます。
協力が難しくても「理解」はできる
この無理と負担の中で、本来は子どもに対しては同じ責任を負っているはずなのにご主人は協力してくれない、むしろご主人が自分を苦しめている…と感じてしまうことがあります。
この状態では脳がご主人を「敵」と認知してしまうのも自然でしょう。
こうして「ご主人のすべてが気持ち悪く見えてくる」という方向にお気持ちが向かいやすく、秒速で夫を嫌いになっていくのです。
ただ、日本のお父さんのほとんどは日本の労働力の主力でもあります。
日本の労働市場は近年まれな過酷な状況にあることはよく指摘されていますので、実際にできることは時間的にも体力的にも限られています。
そこで、せめて奥さまの負担は心から理解してあげてください。
奥様は妊娠と育児が世界のすべてです。
「俺は仕事で…」は封印して、数分間は時間を惜しまずに奥さまの世界に寄り添って労ってあげてください。
こうするだけで、脳が「敵」とみなすリスクは軽減できます。
余裕があれば奥さまを労わるアクションもいくつかできると、奥さまにも気持ちに余裕ができてご主人も労わってくれるでしょう。
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