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自動運転システムの導入 :身体障がい者の運転の負担も軽減
また、このような 自動運転システムの導入 を必要としているのは高齢者だけではありません。
手や足に障がいを持つ身体障がい者の中にも、生活面での必要性から、自分で車を運転する人は大勢います。彼らの多くは、手をハンドルに固定したり、通常はペダルでおこなう操作を手動のレバーでおこなえるようにするといったオプションを装備することで、車を運転できていますが、運転への不安や、操作に費やすエネルギーは一般ドライバーの比ではありません。
自動運転の本格的な導入に際しては、法改正をはじめとする環境整備が同時に求められているとのことですが、少子高齢化・核家族化が進み、地方においては交通手段がなく日常の買い物ができない「買い物難民」も問題となっている現代において、「あらゆる人に移動手段を提供できる」こうしたシステムの開発は急務といえそうです。
事故を防ぎ、生活をサポートする自動運転の開発・導入には、ほかにもコストや安全面の問題などが指摘されていますが、こうした課題をクリアすることにおいて、日本の技術力は試されているのかもしれません。
<執筆者プロフィール>
井澤佑治(いざわ・ゆうじ) ライター
通販メーカーのコピーライターとして、健康食品などの広告を数多く手がけたのちに、ダンサーとして独立。国内外で公演やワークショップ活動を展開しつつ、身体操作や食事療法などさまざまな心身の健康法を探究する。現在はダンスを切り口に、高齢者への体操指導、障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などにも携わっている。
<参考>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000055-reut-bus_all
(トヨタ、高速道路で自動運転 2020年にも実用化へ)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/sokudo_sisin/image/sisin_siryo.pdf
(警視庁)
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