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2011年に内閣府が実施した「青少年のゲーム機等の利用環境実態調査」によると、青少年の9割が何らかのゲーム機器を所有してデジタルゲームを行っているとのこと。若年層に限らず、通勤電車などでもスマートフォンやタブレット端末でゲームをプレーしている大人は、今や珍しくありません。
それだけゲームが普及している一方で、肯定的な評価はあまり聞かれません。ゲームはあくまで「暇つぶし」あるいは「安価な娯楽」であり、それ以上の効用を期待している人は少ない印象があります。しかし実は、デジタルゲームによってビジネス力や社会性が高まるという研究があるのです。
ゲームが養うさまざまな能力
例えば米国心理学会は、シューティング系のゲームで3D空間での対象認識能力が養われるなど、デジタルゲームをすることで、記憶力や空間ナビゲーションのような、子供の認識能力が強化されるといった、ゲームの効用についての研究があると発表しています。
また、ハフィントンポスト紙の記事によれば、英国ニューカッスル大学ビジネス・スクールのサヴァス・パページアンニディス博士は、シミュレーションゲームによって飛行機の操縦や車の運転といったスキルを養うことや、MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)などでリーダーシップや組織行動、協調性といったビジネス能力を高めることが可能だと述べています。
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