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牛の一生をたどる「トレーサビリティ法」
日本では、牛海綿状脳症(BSE)の予防措置を明確に実施するため、牛一頭ごとにその飼養履歴などにかかわる情報を管理することになっています。牛個体識別台帳を作成し、牛ごとに個体識別番号、出生又は輸入年月日、移動履歴等を記録するとともに、その情報を、原則としてインターネットやその他の方法により、消費者に公表するというものです。
牛の種別、管理者の電話番号、輸入された牛については、輸入先の国名及び輸入者の電話番号、畜者の氏名・連絡先、並びに畜場の名称・所在地などを消費者も見ることができるのです。
明確な牛肉の旬はありませんが、自分が一番味がいいと感じる「味覚」「歯ごたえ」「香り」などを見つけ、その肉が口に入るまでの経緯をたどってみると、「旬」に似たようないい時期の発見があるかもしれません。
■執筆者プロフィール:山本具代(やまもと・ともよ)
管理栄養士、サプリメントアドバイザー、食生活アドバイザー。株式会社とらうべにおいて、企業で働く人の食と健康指導、糖尿病などの疾病を持つ人の食生活指導にあたっている。
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