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おすすめケアとNGケア
ひどいあかぎれを治すためには、まずパックリ割れてしまった角質層の修復が必要です。そのためには、外的な刺激から皮膚を保護すること。おすすめのケアとよくやってしまいがちなNGケアをご紹介しましょう。
〜おすすめケア〜
・石鹸を使う回数を減らす
冬は、風邪予防に「うがい・手洗い」が大切とはいいますが、あかぎれがひどい間は、手洗いの回数を減らし、とくに石鹸で念入りに洗うのはやめましょう。また、お湯ではなく水で洗い、タオルで拭くときは、こすらずに抑えるようにして水分を取ります。
・水仕事の前に少量のワセリンを
なるべく手を濡らさないのがいいとはいえ、子育てや家事では避けては通れませんよね。そこで、入浴やシャンプー、食器洗いをする前に、手に薄くワセリンを塗るといいでしょう。保湿クリームは水になじみやすいのですが、ワセリンは水を弾き皮膚にバリアを張ってくれます。
〜NGケア〜
・つねに保湿剤を塗って手袋をして寝る
私たちは、皮脂腺から分泌される皮脂で皮膚表面を保護し、角質層から水分が蒸発するのを防いでいます。それを常に補っていては、皮脂腺が働かなくなってしまいます。また皮膚のターンオーバー(新生・代謝・落屑)は夜活発になるため、ひどいパックリ割れが改善してきたら、夜は何もしないで寝ましょう。
・ゴム手袋をしてお湯で食器洗いをする
手袋の中で手指が蒸れてしまい、手荒れが悪化してしまいます。
・絆創膏を1日中付けっ放しにする
パックリ割れた部分は、ヒリヒリと痛みを伴いますから、絆創膏を貼る人も多いでしょう。痛みが和らぐのでつい1日中付けっ放しにしてしまいますが、手洗いで濡れると蒸れて悪化する原因に。その都度取り替えましょう。
監修:坂本 忍(医学博士)
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