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ヨガでやせる人、やせない人の違いとは
おなじヨガスタジオに通っていても、目に見えて効果が出る人と、なかなか効果が実感できない人がいます。この両者を分けるもっとも大きな要因は、「スタジオ以外でどのくらいレッスンをしているか」という点。
これはダンスのレッスンなどでも同じことがいえますが、こうしたスタジオに通っていてもなかなか効果が出ない(上達しない)人の多くは、週1~2回のスタジオに行ったとき以外はレッスンをしていません。逆に、効果が早く実感できる人は、毎日の生活の中に、自分でできるエクササイズやレッスンを取り入れている場合がほとんどです。
たとえば週に1回だけスタジオで2時間のレッスンを受けている人と、1日15分のヨガを毎日の習慣としておこなっている人を比較すると、正しいやり方でおこなっている限り、後者のほうが健康のためには良く、効果も早く実感できるといえます。
スタジオでは「自宅でできないこと」を
上記のとおり、手軽なレッスンでヨガの基本を学び、自分の体力や運動能力の状態を把握したあとは、1日10~15分程度でもよいので、自宅でヨガをおこなう習慣をつけることが大切です。
こうした際に役立つのが、DVD付きのヨガの教則本や、動画サイトにあるレッスン動画です。また、インストラクターや講師にオススメの教材をたずねるのもよいでしょう。そして、自宅でのヨガに物足りなさを感じたり、もっと上達したいと思った場合には、ヨガスタジオなどでインストラクターに学んだり、自分のポーズややり方が正しいかどうかを確認することが必要となります。
自宅でおこなうヨガについては、毎日の習慣にするのが理想的ですが、忙しい人は「週に5~6日」というペースでおこなうやり方がオススメ。どうしても忙しい日は「パス」できる日を作ることで、より無理なく継続することができます。
こうした「ほぼ毎日」の自宅ヨガに加えて、月に3~4回ぐらいの自分に無理のないペースで、ホットヨガのスタジオで思いきり汗を流したり、インストラクターのもとで集中的にレッスンしたりするのが、理想的な方法といえるでしょう。
ヨガは決して即効性を求めるものではありませんが、正しいやり方で継続すれば、インナーマッスルが鍛えられて代謝も上がり、「太りにくい体質」を手に入れることもできるエクサイズです。
「自分が続けやすいやり方」を見つけて、ぜひ日々の運動習慣に取り入れてみてくださいね。
執筆者プロフィール:井澤佑治(いざわ・ゆうじ) ライター/ダンサー。国内外でダンス公演やワークショップ活動を展開しつつ、身体操作や食事療法などさまざまな心身の健康法を探究する。現在はダンスを切り口に、高齢者への体操指導、障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などにも携わっている。
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