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「悪い男」や「カルト宗教」、「薬物」などにのめり込むことも
依存性パーソナリティ障害には、受動的で何から何まで誰かに頼っている「赤ん坊型」と、能動的で生活能力はあるものの自分一人では生きていけないという思い込みがあり、過剰に相手に尽くす「献身型」の2タイプがあります。
いずれも頼る相手を間違えて、悪い男の言いなりになったり、カルト宗教にのめり込んだりしている場合があります。
独りが苦手なのと同時に、別れることができないのも特徴で、相手からひどい扱いを受けてもしがみついていることも多々あります。また、人から頼まれたり、頼られたりすると断れず、ノーと言えません。自信を持ってハッキリとものを言う人に、畏怖を感じて心理的に屈伏してしまいます。
非行やアルコール・薬物への耽溺もしばしば見られます。過保護で支配的な親の下で育った場合、そうした親の言ういなりになってしまうと、このタイプとなると言われています。
依存性パーソナリティ障害の人との接し方
このタイプの人は他人に判断を求め、対人的な折衝を代行してもらっています。周囲の人間は代理人にならず、本人がその気になり、自分で決め、対処するよう促す必要があります。
周囲の親切や助けはアダにしかならないことを覚えておきましょう。
このタイプはすぐに答えを求めるので、答えを言わないアプローチに徹することが、本人を鍛えます。本人の気持ちを聞き、表現させ、自分や他の人と異なっていても、むしろそれを褒めるくらいで接する必要があります。
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