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執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本忍(医学博士)
今や日本人の生活必需品ともいえるスマートフォン。
そんなスマホの使用が原因で、体調が悪化する人が増えているそうです。
なかでも多いのが「スマホ巻き肩」。
気づかないうちにこの症状になっていた…なんてこともあるかもしれません。
そこでここでは、「スマホ巻き肩」の症状や改善法を見ていきましょう。
「スマホ巻き肩」って何なの?
スマホ巻き肩とは、長時間のスマホ閲覧によって背中の筋肉がかたまってしまう症状のこと。
肩甲骨が前方にねじれた状態で筋肉が伸びきってしまうため、肩が巻き込まれ、猫背のような姿勢になります。肩甲骨は、ひざの「お皿」である膝蓋骨と同じで、骨と骨を結ぶ筋肉がついています。
そのため、肩だけでなく腕や背筋にも関係する場所。そのため「スマホ巻き肩」によって全身が歪みやすくなってしまうのです。
血液やリンパの流れが悪くなるため、放っておくと目が疲れやすくなったり、耳鳴りや片頭痛が起こったりする可能性があります。
また「スマホ巻き肩」になると、次のような症状が起こりやすくなります。
肩がこる
スマホ巻き肩は、肩甲骨付近の筋肉がかたまってしまうため、血行が悪くなります。
特に長時間のスマホの閲覧によって首が前に出ている人(ストレートネックと言います)は、いつも僧帽筋に負担がかかり、肩こりが強く、頭痛に悩まされます。
ひどい場合は、腰や背中にも影響を受け、肩こりだけでなく腰痛に苦しむこともあります。
胸が垂れる
巻き肩は前かがみの体勢になるため、胸が重力に負けて下がってしまう原因にもなります。
もとは肩甲骨付近の筋肉のこわばりが原因ですが、これにより胸や首回りの筋肉もかたくなってしまうことが多いのです。
いくら大胸筋を鍛えても、根本的な原因である「巻き肩」が治っていなければ、垂れた胸は解消されません。
太りやすくなる
巻き肩による血行不良が原因で、新陳代謝が悪くなり太りやすくなるとも言われています。
特に二の腕やお腹といった上半身に贅肉がつきやすくなります。
なかでもお腹は、前かがみになることで太って見えやすくなる部位。下っ腹が出ていると体重が増加していなくても太ったラインに見えてしまいます。
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