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若年性認知症、早期発見が大切な理由とは?
若年性認知症は、40代や50代の「働きざかり」で発症することも多いといわれており、症状が進行した場合は仕事を辞めることを余儀なくされるケースもあるようです。
認知症介護研究・研修大府センター(愛知県大府市)が厚生労働省の補助を受けて実施した生活調査によると、就労経験のある若年性認知症の患者の約8割が、解雇や自主退職によって仕事を辞めていたことが判明しています。
また、若年性認知症という病を抱えた状態で仕事を失うことにより、患者が経済的な苦境に立たされてしまうケースも多く、患者や家族に対するケアの重要性も指摘されています。
若年性認知症は、早期発見と適切な治療によって、回復や進行をゆるやかにできる可能性が高い病気ともいわれています。
もしも、症状や原因に心当たりがある場合は、すみやかに専門医を受診することが大切といえるでしょう。
<執筆者プロフィール>
井澤佑治(いざわ・ゆうじ)
コラムニスト。舞踏家/ダンサーとしての国内外での活動を経て、健康法・身体技法の研究、高齢者への体操指導、さまざまな障がいや精神疾患を持つ人を対象としたセラピー、発達障害児の療育、LGBTの支援などに携わる。
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