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ラジオ体操はなぜ、夏の朝にする?
オフィスワークの人や、普段あまり運動はしないという人にとって、ラジオ体操は夏休みの早朝に子どもが行うイメージがあるかもしれません。
秋から学校が始まるので、夜更かし生活から朝型生活に切り替えるために行われたことから、「夏」にやるものとして認識されがちです。しかし、先述のラジオ体操の3つの効果からすれば、夏に限らず、いつでも行うのが理想です。
同じように、「朝」やる体操として定着していますが、どの時間帯にやるかによって得られる効果は違ってきます。
朝の覚醒効果
朝に行うと、覚醒効果が得られます。
目覚めた直後は、筋肉と神経の動きが鈍く、血液も内臓に集中しているため、バランスよく脳に循環していません。ラジオ体操によって神経を活性化し循環を良くすれば、脳も体もスッキリと目覚めさせることができます。
食後のダイエット効果
食後に行うとダイエット効果が得られます。
食事で上がった血糖を体内に取り込むときに、脂肪が合成されます。食後に上がった血糖値を、運動によって消費することで、脂肪の合成を抑制することができます。
寝る前は質のよい眠りを促す
夜寝る前の軽い運動は、質の良い眠りを促します。
寝る2時間ほど前に行い、一時的に体温を上げ、体温が下がるタイミングで眠気が訪れます。また、軽い運動はリフレッシュ効果もあり、一日の疲れを和らげてくれます。
いかがでしたか?国民の健康の保持・増進、体力向上を目的に始まったラジオ体操、毎日続けることで、きっとあなたに良い効果をもたらすでしょう。
ただし、いい加減にやっても意味がありません。伸ばすところはしっかり伸ばす、曲げるところはきちんと曲げるなど、気持ちをいれて行う必要がありますよ。
血糖値に関する記事のご紹介
血糖値に関して様々な角度から説明した記事については、以下のようなものがありますので、ご参考にして頂ければ幸いです。
血糖値の正常値と正常ではない場合健康にどのような影響があるか説明した 血糖値の正常値 とはどれくらい? 血糖値が“高い" “低い”でどんな影響が?
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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