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快適な睡眠のためには生活習慣の見直しも大切
ところで、不規則な生活習慣も眠りを妨げる大きな原因です。
快適な睡眠のためには、次のこともポイントになります。
睡眠:夜更かし、朝寝坊に注意!
夏に限らず、ぐっすりと質の高い眠りにつくためには、夜更かし、朝寝坊は避け、体内時計のリズムを整えましょう。
規則正しい時間に眠り、朝は太陽の光を浴びることで、メラトニン、と呼ばれる睡眠ホルモンの分泌が整います。メラトニンは正常に働くと起床後14~16時間後に分泌され、夜に自然な眠気をもたらしてくれます。
食事:身体の熱を逃がす食材を上手に取り入れる
また、食事は3食、バランスよく食べることが大切ですが、身体を冷やしてくれるお助け食材があります。
夏が旬のトマトやナス、キュウリ、スイカなどには、身体の熱を外に逃がす効果があります。とはいえ、食べ過ぎは冷えにつながってしまいます。適度に取り入れましょう。
入浴:湯船にゆっくり浸かる
さらに、「入浴は暑いから」といってシャワーで済ませず、湯船にゆっくり浸かることがおすすめです。40℃程度のぬるめのお湯にゆっくりつかると、その後1~2時間で身体の深部体温が下がり、眠りにつきやすくなります。
運動:適度な運動を!
暑さが厳しい夏は、日中つい室内で過ごしがちになりますが、ぐっすりと眠るためには適度な運動を取り入れることも大切です。
一日運動しただけでは大きく変わりませんが、継続することで寝つきがよくなったり、深い睡眠をとれることがわかっています。比較的涼しい朝晩など、ライフスタイルに合う時間に運動を取り入れてみましょう。
エアコンに頼らずとも快適に眠ることができる寝室環境の整え方や生活習慣の見直し、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師、助産師、看護師、保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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