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頭皮ケアの3つのポイント
できるならば自然現象以外の抜け毛は防ぎたいものです。
夏は湿度も高くなり、体温を下げようと汗をかきます。また、頭皮にも汗をかきますが、日差しから頭皮を守るために、皮脂の分泌も活発化しますので、頭皮は汗で蒸れた状態になり、雑菌が繁殖しやすくなり、不衛生になって、抜け毛の原因になります。
さらに、頭皮の日焼けで毛母細胞が傷つき、血行が悪くなって栄養状態が悪くなることでも、抜け毛は起こります。またさらには、活性酸素の発生は頭皮を老化・乾燥させしてしまい、毛髪が出てくるサイクルを乱してしまうことも、抜け毛の原因となります。
頭皮のケアについては、次のことに注意しましょう。
洗髪
シャンプーをする前に、頭皮についたほこりや汚れを落とすことで、細菌の繁殖を防ぐことができますので、しっかりとブラッシングしましょう。
頭皮を清潔にするためにも、毎日、洗髪を行いましょう。しかし、洗い過ぎて皮脂を必要以上に落としてしまうと、皮脂の分泌が過剰になりますから注意が必要です。
1日1回で頭皮の汚れは十分取れますので、汗をかいたからといって、2回以上シャンプーすると必要以上に皮脂がとれてしまい、抜け毛の原因になります。
毎日頭皮を洗う際には、強い刺激を与えず、爪などで傷つけないように優しく洗います。
シャンプーにも気を配りましょう。自分にあった低刺激のものを選択しましょう。
栄養
夏は食欲不振で栄養低下を起こし、夏バテ状態になってしまうと、頭皮の毛母細胞に栄養が回らず、抜け毛の原因になります。
栄養が不足すると、身体は生命維持のために栄養が優先されて、毛母細胞などには栄養が行かなくなるのです。
睡眠
夏は、夜、寝苦しくて眠れず、1日の生活リズムが変わることがよくあります。
睡眠不足は髪の毛にとって大きなダメージです。睡眠中に成長ホルモンが髪を成長させ、昼間の紫外線のダメージを修復し回復させます。
睡眠不足はストレスの原因にもなりますので、寝具や冷房などを工夫して、キチンと睡眠をとることができるようにしましょう。
頭皮のダメージ、結果は「夏の終わり」に
抜け毛は、夏の終わりの9月に目立ちます。それは、夏に紫外線などで頭皮にダメージがあり、また、栄養の偏りや睡眠不足など、夏の過ごし方の結果が9月に出てくるからだと思ってください。
夏の終わりが見えてきましたが、残りの夏を上手に過ごすことで、余分な抜け毛を防ぐようにしたいものです。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士など、健康に関わる専門家ネットワークによる信頼性の高いコンテンツをプロデュースする企業
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