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治療法としての「認知行動療法」
精神疾患の治療には、薬物療法や古典的な心理療法などもありますが、認知行動療法(CBT:Cognitive behavioral therapy)は、医学的根拠のある信頼性の高い心理療法として認められ、日本でも2010年から保険適応の治療法として承認されています。
簡単に言えば、認知行動療法とは「認知(考え方、とらえかた)と行動(ふるまい)を変えることで、つらい感情を軽減する心理療法」とも言われています。
「ドロ沼にはまった」危機状態への認知行動療法の応用
本来、認知行動療法は心理療法という病者の治療法として開発されてきましたが、それに限らず、仕事や恋などでドロ沼にはまってしまった「危機状態」を打開するためのトレーニング法として応用することが可能でしょう。
実際に、メンタルヘルスの予防に活用されたり、考え方や行動を変えるためのセルフトレーニングにも用いられています。
治療としてこれを用いる場合には、専門家の指導の下に行う必要がありますが、危機状況に置かれたときの考え方や行動変容のヒントに、認知行動療法の考え方を取り入れると、有効な気づきが得られるかもしれません。
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