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あなたの認知を変えてドロ沼からの脱出を!
つまりは「起こっている状況をどのように受け止めるか」によって、気もちやその後の行動が悲観的にも楽観的にもなりうるということ。
その状況を「ドロ沼」にしてしまっているのは、「あなた自身の認知・感情・行動に他ならない」というのが、認知行動療法の立場です。
もちろん一足飛びに、現状認識を楽観的に変えることはできませんが、自分の認知の癖を見直し、改善することで、ドロ沼化を予防したり、たとえドロ沼状態に陥ってもたくましく乗り越えていくことが可能になることでしょう。
自動思考やスキーマは、通常は自分では気がつかないまま、無意識的に行ってしまっています。それだけに、自分独りでこれを改善していくよりも、誰かにコーチ役を引き受けてもらい一緒にトレーニングしていくことが効果的です。
<参考>
福井至、貝谷久宣監修『やさしくわかる認知行動療法』ナツメ社、2016.
<執筆者プロフィール>
山本恵一(やまもと・よしかず)
メンタルヘルスライター。立教大学大学院卒、元東京国際大学心理学教授。保健・衛生コンサルタントや妊娠・育児コンサルタント、企業・医療機関向けヘルスケアサービスなどを提供する株式会社とらうべ副社長
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