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知的能力の低下予防にも
そして福岡県久山町に在住し、認知症がなく、かつ日常生活動作ならびに生活機能に問題のない65歳以上の方1029名を対象に牛乳・乳製品の摂取量を調査した後、生活機能低下の出現の有無を7年間追跡調査した結果、牛乳・乳製品の摂取量が多い人は生活機能のうちの「書類を書く」「新聞を読む」などの知的能力(知的能動性)が低下するリスクを軽減させることが確認できたとのことです。
この研究結果は、牛乳・乳製品の摂取が、アルツハイマー型認知症予防、知的能力の低下リスク軽減に役立つことを示唆しているとしています。
アルツハイマー型認知症は、患者のみならず、介護する家族にも、精神的、経済的に大きな負担を強いる病気です。
また今後高齢化社会が進むにつれて患者数が更に拡大する事も予想されており、今後の研究の進展により予防に対する知見が更に深まる事を期待したいと思います。
【参考】
・株式会社シード・プランニング『アルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)の治療・診断の現状と今後の方向性』(https://www.seedplanning.co.jp/press/2010/2010122801.html)
・株式会社 明治『牛乳・乳製品の摂取が認知症予防に及ぼす新たな知見を確認』(https://www.meiji.co.jp/corporate/pressrelease/2014/detail/20141127_01.html)
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